日経平均は20円程度安、小反発スタートも前日終値近辺で推移し方向感に欠ける展開=14日寄り付き

 14日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比20円程度安い2万3300円前後で推移する。午前9時17分には、同34円25銭安の2万3285円62銭を付けている。朝方はやや買いが優勢となり、小反発して取引を開始したものの、手掛かり材料に乏しいなか方向感に欠け、前日終値近辺での推移となっている。現地13日の米国株式市場で、NYダウが上昇し史上最高値を更新。一方で、ナスダック総合指数は小反落した。シカゴ日経平均先物の清算値は、13日の大阪取引所終値比30円高の2万3330円だった。

 業種別では、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、AGC<5201.T>、住友大阪<5232.T>などのガラス土石株も軟調。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も下げている。

 個別では、LIFULL<2120.T>、グローバルK<6189.T>、ラクスル<4384.T>、ベネフィット<3934.T>、OKK<6205.T>などが下落。半面、CARTAH<3688.T>、住友精化<4008.T>、イーブック<3658.T>、学研HD<9470.T>、バリューコマース<2491.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=108円台の後半(13日終値は1ドル=109円06-07銭)、1ユーロ=119円台の後半(同120円02-06銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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