日経平均は7円程度安、売り先行後は下げ幅を縮小しプラスに転じる場面も=20日寄り付き

 20日午前9時26分すぎの日経平均株価は、前日比7円程度安い2万3285円前後で推移する。手掛かり材料難や、きのう19日の弱い動きも継続し、売りが先行。寄り付きに同116円16銭安の2万3176円49銭を付けた。その後は、下げ幅を縮小する動きとなり、一時プラス転換する場面もみられた。現地19日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は3日続伸し、連日で史上最高値を更新するなど、まちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の清算値は、19日の大阪取引所終値比45円安の2万3245円。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、洋缶HD<5901.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も安い。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も下げている。

 個別では、アトラエ<6194.T>、阿波製紙<3896.T>、カチタス<8919.T>、すてきN<8089.T>、ネットマーケ<6175.T>などが下落。半面、KIMOTO<7908.T>、ランド<8918.T>、大日住薬<4506.T>、TBASE<3415.T>、ローム<6963.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時26分時点で、1ドル=108円台の半ば(19日終値は1ドル=108円66-67銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円27-31銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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