古河電工が小幅高、SMBC日興証は「2」継続、目標株価は3300円に引き上げ

株式

2019/12/2 16:52

 古河電気工業<5801.T>が小幅高。SMBC日興証券では11月29日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は2500円から3300円に引き上げている。

 業績が平準化ベースに回帰すると見込む22年3月期を目標株価算定のための基準年度とし、調整後の連結一株利益は、20年3月期225円、21年3月期283.9円、22年3月期309.9円となっている。鋼管の売却など選択と集中を徐々に進めている点は好印象とし、半導体市場やデータセンター関連の循環的な回復などにより21年3月期以降の業績は回復を予想するものの、大規模な能力拡張を行った光ファイバー市場の回復が株価上昇には不可欠と思われると指摘している。光ファイバーの需給改善には数年が必要と予想している。

 同証券では連結経常利益について、20年3月期230億円(前期比41.1%減、従来274億円、会社側計画は225億円)に下方修正、光ファイバーに加え、電子部品、自動車関連製品の市場の悪化が織り込まれている。

 2日の終値は前週末比20円高の3030円。

提供:モーニングスター社

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