大日印、車載用ディスプレー向けに「高機能ガラスカバー」を開発

株式

2019/12/3 7:37

 大日本印刷<7912.T>は2日、カーナビゲーションシステムなどの車載用ディスプレーの外側の額縁(ベゼル)がない、「ベゼルレス」タイプに最適で、かつ事故の衝突時に割れたガラスの飛散を防ぐ、「高機能ガラスカバー」を開発したと発表した。

 近年、カーナビゲーションシステムは、ベゼルレスタイプのディスプレーが登場。画面を最大限に生かしたデザイン性が評価され、特に高級車での採用が広がり、最表面にタッチパネル用ガラスカバーが使われるケースが増えている。事故の衝突などでガラスカバーが割れ、ケガをしないように、強化ガラスを採用する必要性が高まっているが、現時点では強化ガラスは高価であり、コスト負担が大きくなるといった課題があった。同社の「高機能ガラスカバー」は、ガラスのエッジとコーナーまでをフィルムでカバーした構造で、事故時のガラスの飛散を防ぐとともに、強化ガラスよりも安価なソーダライムガラスを採用することで、大幅なコスト削減を実現したとしている。

 12月2日の終値は、前週末比13円高の2940円。

提供:モーニングスター社

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