4日の債券市場見通し=反発、買い戻し先行の展開か

債券

2019/12/4 8:35

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)152.75円-153.10円、長期国債利回りマイナス0.080%-マイナス0.040%

 4日の債券市場は反発。買い戻しが先行しそうだ。

 前日の米国債市場は大きく上昇した。トランプ米大統領が、米中通商協議に関して、「期限は設けていない」と発言。「12月15日の対中追加関税第4弾発動」が意識され、リスク回避ムードが強まった。

 リスク回避ムードは国内市場にも波及し、買いが先行しそうだ。先物・夜間取引は急反発しているうえ、「一昨日の米国債と昨日の円債の下落局面で下げた分を一気に戻し、反動的な買い戻しが強まりそうだ」(銀行系証券)という。

 国債入札や日銀・長期国債買い入れオペといった需給面の材料が予定されていない。円高、株安などが買い安心感につながる見通し。

提供:モーニングスター社

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