9日の債券市場見通し=株高が逆風で続落の展開か

債券

2019/12/9 8:33

 予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)152.20円-152.50円、長期国債利回りマイナス0.020%-0.000%

 9日の債券市場は株高が逆風となって続落の展開か。長期金利はプラス圏への浮上をうかがう動きとなりそうだ。

 前日の米国債市場は3日続落となった。10月の米雇用統計の結果が市場「予想を大幅に上回り、米中貿易協議を巡っては歩み寄りの姿勢がみられ、これまで相場の重荷だったリスク選好の動きが大きく後退した。

 国内市場では、夜間先物取引が安値引けとなり、きょうの日経平均株価の上昇が売り圧力に拍車とかけそうだ。市場では、「あすの5年国債入札を控え、警戒的な売りが上値を抑制する」(銀行系証券)との見方。

 一方、きょうの日銀の長期国債買い入れオペについては、オペ購入額の減額を予想する見方は少ない。長期金利がゼロ%を窺う動きのなかでは、国内勢の需要が高まるとの判断だ。

提供:モーニングスター社

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