10日の債券市場見通し=反発後、もみ合う展開か

債券

2019/12/10 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)152.20円-152.40円、長期国債利回りマイナス0.020%-0.000%

 10日の債券市場は、4日ぶりに反発となった米債券市場の流れを引き継ぎ、反発してスタート、その後はもみ合う展開となりそうだ。

 前日まで続いた軟調相場で、長期・超長期金利は、それぞれ10年・ゼロ%、20年0.3%、30年0.4%台半ばの節目に迫ったほか、ワンタッチした。市場では、「プラス利回りを求めて、押し目買い需要が強まり、円債の下値は堅くなりそうだ」(銀行系証券)という。

 今週は11日にFRB(米連邦準備制度理事会)がFOMC(米連邦公開市場委員会)で結果を発表し、「政策金利は据え置かれる」との指摘が多い。12日には英国の総選挙が実施され、ECB(欧州中央銀行)は新総裁のもとで理事会を開く。さらに15日には米国の対中追加関税(第4弾)の発動期限を迎える。重要なイベントを控え、きょうの円債の方向感は出にくい動きとなりそうだ。

提供:モーニングスター社

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