日経平均は4円高と4日ぶり小反発、買い一巡後に一時下げ転換、売買代金1.5兆円割れ=23日後場
23日後場の日経平均株価は前週末比4円48銭高の2万3821円11銭と4営業日ぶり小反発。朝方は、買いが先行した。米中協議の進展期待が高まり、前週末の米主要3株価指数が連日で最高値を更新した流れを受け、寄り付き直後に2万3923円09銭(前週末比106円46銭高)まで上昇した。一巡後は、利益確定売りに押され、後場終盤には下げに転じる場面もあった。その後の戻りは鈍く、大引けにかけて小高い水準でこう着した。海外投資家のクリスマス休暇入りの影響で買い気は鈍かった。
東証1部の売買代金は1兆4998億円と9月3日(1兆3874億円)以来の1兆5000億円割れで、出来高は9億5578万株と今月2日(9億4696万円)以来の10億株割れ。騰落銘柄数は値上がり586銘柄、値下がり1486銘柄、変わらず86銘柄。
市場からは「米株高で高くスタートしても、国内材料はなく買いが続かない。年末で手仕舞い売りも出やすい。外国人投資家はクリスマス休暇入りで出来高は細っており、総じて見送り状態だ」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、第一三共<4568.T>、小野薬<4528.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株が堅調。オリンパス<7733.T>、ニコン<7731.T>などの精密株も値を上げた。エムスリー<2413.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>などのサービス株や、イオン<8267.T>、吉野家HD<9861.T>などの小売株も買われた。タカラトミー<7867.T>、バンナムHD<7832.T>などのその他製品株も高い。
半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、住友鉱<5713.T>、UACJ<5741.T>などの非鉄金属株も安い。中国電力<9504.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株も売られた。
個別では、千趣会<8165.T>が一時ストップ高となり、東陽テク<8151.T>、黒谷<3168.T>、サツドラHD<3544.T>、エノモト<6928.T>などの上げも目立った。半面、オルトプラス<3672.T>、ファインD<3649.T>、アクセル<6730.T>、板硝子<5202.T>、日特塗<4619.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が下落した。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
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