日経平均は142円高と反発、東証1部値上り銘柄数は1600超に=26日後場

 26日の日経平均株価は、前日比142円05銭高の2万3924円92銭と反発して後場の取引を終了した。朝方は、きのう25日に弱含みで推移した反動から買いが先行。株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、午前9時39分に同148円64銭高の2万3931円51銭を付ける場面がみられた。その後、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となり、2万3900円を意識するもみ合い商状が続いた。引けにかけやや上げ幅を広げて取引を終えている。為替市場では、ドル・円が1ドル=109円50銭台(25日終値は109円32-38銭)と動意薄で、大きな動きはみられなかった。東証1部の出来高は8億2186万株、売買代金は1兆3571億円。騰落銘柄数は値上がり1657銘柄、値下がり412銘柄、変わらず92銘柄だった。

 市場では、「税申告にそなえた損益通算の売り買いはきのうで峠を越え、きょうは値ごろ感から買いが優勢となったようだ」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も高い。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も堅調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も上げた。東証業種別指数は、全33業種が上昇した。

 個別では、CYBOZU<4776.T>、アクセル<6730.T>、ビーグリー<3981.T>、タツモ<6266.T>、象印<7965.T>などが上昇。半面、ランド<8918.T>、ヨシムラFH<2884.T>、ピックルス<2925.T>、石川製<6208.T>、ボルテージ<3639.T>などが下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

提供:モーニングスター社

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