30日の債券市場見通し=小動きの展開か

債券

2019/12/30 8:28

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.00円-152.30円、長期国債利回りマイナス0.030%-マイナス0.010%

 30日の債券市場は、小動きの展開か。

 前週末の米国債市場は上昇した。「月末を前に指数連動で運用する機関投資家の保有債券の残存期間を延ばすための買いが先行した」(国内証券)という。週内に行われた米国債入札で需要を確認できたことなどもサポート材料となった。

 国内市場ではきょうが年内最終日。「飛び石的な日並びなので、前週末までに既に取引を手仕舞った参加者が多く、強い方向感は出ない」(銀行系証券)との見方。一方で、クリスマス休暇明けの外国人需要や、連日、最高値を更新する米株高を受けて、大納会となる日経平均株価の動向にも左右されそうだ。

 あすからの年末年始休暇中に発表される海外の経済指標の下ブレに対する警戒感が強まれば、買いが優勢となる可能性もあるが、一方向に流れが大きく傾く可能性は低いようだ。

提供:モーニングスター社

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