日経平均は348円高と4日ぶり大幅反発、米国株高に円高一服で買い先行、全33業種が上昇=7日前場

 7日前場の日経平均株価は前日比348円11銭高の2万3552円97銭と4営業日ぶりに大幅反発。朝方は、6日の米国株高や円高・ドル安一服を受け、買いが先行した。きのう大幅下落した反動もあり、株価指数先物への買い戻しを交えて上げ幅を拡大し、前引け近くには2万3559円59銭(前日比354円73銭高)まで上昇した。時間外取引の米株先物や中国株の上昇も支えとなった。

 東証1部の出来高は5億3599万株、売買代金は9475億円。騰落銘柄数は値上がり1940銘柄、値下がり158銘柄、変わらず62銘柄。

 市場からは「きのうは下げ過ぎた。日本市場は長期休暇明けの際、悪材料に思いっきり反応する傾向があり、売られ過ぎの反動だ。中東情勢については、原油が急騰しない限り、あまり悲観的になる必要はないだろう。基本的に相場は上向きとみている」(準大手証券)との声が聞かれた。

 東証業種別株価指数は全33業種が値上がり。業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密株が上昇。電通グループ<4324.T>、楽天<4755.T>などのサービス株や、オリックス<8591.T>、クレセゾン<8253.T>などのその他金融株も高い。東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株も堅調。ソニー<6758.T>、パナソニック<6752.T>などの電機株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も買われた。

 個別では、鋳鉄管<5612.T>、象印<7965.T>、ウィルG<6089.T>、カナミックN<3939.T>、日本トリム<6788.T>などの上げが目立った。半面、アシックス<7936.T>、豊和工<6203.T>、マルマエ<6264.T>、千趣会<8165.T>、パイプドHD<3919.T>などの下げが目立った。

提供:モーニングスター社

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