<話題>昨年来高値更新銘柄に今年の物色の方向性を読む

株式

2020/1/10 18:03

 今週(6-10日)は、現地9日の米国において、米・イランの緊張後退、米中貿易摩擦の緩和期待などを背景にNYダウ、S&P500、ナスダック総合ともに最高値を更新。NYダウは前日比211ドル高の2万8844ドルで終了し、これを受けた10日の日経平均株価は110円高の2万3850円で続伸。大納会と大発会における下落分を埋める形となった。

 ここで、10日の東証1部における昨年来高値更新銘柄に着目すると、銘柄数は162銘柄と、前日の145銘柄から増加。コード番号順では、昨年12月13日付けの当コラムでご案内した学情<2301.T>や、ディップ<2379.T>など人材関連の一角、消費関連の神戸物産<3038.T>、半導体・電子部品関連の大阪有機化学工業<4187.T>、ディスコ<6146.T>、ローツェ<6323.T>、ソニー<6758.T>、ヒロセ電<6806.T>、航空電子<6807.T>、アドバンテス<6857.T>、京セラ<6971.T>、太陽誘電<6976.T>、村田製<6981.T>、東エレク<8035.T>のほか、NTT<9432.T>、NTTドコモ<9437.T>、NTTデータ<9613.T>のグループ3社も目に付く。

 その年の物色の方向性を占う上で大切な大発会が、今年は外部要因により台無しになっただけに、こうした動きは要注目だろう。

提供:モーニングスター社

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