日経平均は18円安と4日ぶり小反落、きのうの大幅高の反動や株価指数先物への売りで下げ転換=7日前場

 7日の日経平均株価は、前日比18円22銭安の2万3855円37銭と4日ぶりに小反落して前場の取引を終了。朝方は、きのう6日の強い地合いや現地6日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が揃って史上最高値を更新したことを好感し、買いが先行した。買い一巡後は、きのうの大幅高の反動や、株価指数先物に断続的な売りが出たことなどから下げ転換。午前9時49分には、同114円17銭安の2万3759円42銭を付けている。また、中国・上海総合指数が4日ぶりに反落したことも意識されたようだ。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=109円80銭台(5日終値は109円33-34銭)の小動きが続いている。東証1部の出来高は6億2746万株、売買代金は1兆1944億円。騰落銘柄数は値上がり702銘柄、値下がり1359銘柄、変わらず97銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は、3日の安値(2万2775円)からきのうの高値(2万3995円)まで1200円近い上昇をみせていただけに、週末要因も重なり調整を入れたようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、AGC<5201.T>、住友大阪<5232.T>などのガラス土石株も下げている。東証業種別指数は、28業種下落、5業種が上昇した。

 個別では、日総工産<6569.T>、レック<7874.T>、三井海洋<6269.T>、日本化学<4092.T>、UTグループ<2146.T>などが下落。半面、アイロムG<2372.T>、アルペン<3028.T>、Ubicom<3937.T>、アルプス技<4641.T>、スミダ<6817.T>などが上昇した。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ