米国株式市場:FRBが肺炎感染による景気への影響を警戒、NYダウ、ナスダック5日ぶり反落

株式

2020/2/10 7:46

 前週末7日の米国株式は、5日ぶりに反落した。NYダウが前日比277.26ドル安の2万9102.51ドル、ナスダック総合指数が同51.641ポイント安の9520.513ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億5987万株、ナスダック市場が23億4102万株だった。

 FRB(米連邦準備制度理事会)は7日、金融政策報告書において、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎感染は「景気見通しへの新たなリスク」と警戒感を表明。前日までの楽観的な見方が後退し、週末要因もあり売りが優勢となった。注目された米1月雇用統計は、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が、前月比22万5000人増と市場予想平均の同16万5000人増を上回ったが、反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、キャタピラーやダウ(旧ダウ・デュポン)、3M(スリーエム)などが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比165円安の2万3665円だった。

提供:モーニングスター社

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