神鋼環境、底入れし戻りを試す、配当狙いの買いに期待

株式

2020/2/20 16:13

 神鋼環境ソリューション<6299.T>が続伸。直近安値(2075円、2月18日)で底入れし、戻りを試す展開。20年3月期の連結業績予想は営業段階から減益となるが、株価は悪材料をいったん織り込んだ。3月に入れば、年2.0%台の配当狙いの買いが期待され、上値余地を広げそうだ。

 環境装置メーカーの同社は、水処理やごみ焼却、化学・食品機械に展開している。20年3月期予想の連結経常利益は前期比3.8%減の36億円。前期に計上した化学・食品機械の大型案件が今期はなくなる影響が大きい。ただ、受注は潤沢で、21年3月期の売り上げの増加につながり、業績は今期を底に上向く見通し。廃棄物処理関連事業で進めている事業統合効果で、採算の改善も進みそうだ。

 株価は、昨年来高値(2298円、20年2月13日)を奪回しても、予想PERは12倍台。足元の水準は、割安是正の動きに期待した買いも誘いやすい。

 20日終値は、前日比30円高の2169円。

提供:モーニングスター社

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