サマンサJPが急落し上場来安値、業績予想の下方修正を嫌気

株式

2020/2/25 12:03

 サマンサタバサジャパンリミテッド<7829.T>が急落。一時51円安の200円ちょうどを付け、9月2日の上場来安値228円を大きく割り込んだ。前週末21日引け後、20年2月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 20年2月期業績予想で、売上高を260億1800万円から235億3900万円(前期比15.2%減)に引き下げ、営業損益は2億2000万円の黒字から11億4300万円の赤字(前期は6億6400万円の黒字)に転落する。昨年10月以降の消費税率の引き上げに伴う消費マインドの低下や、度重なる台風などの天候不順が集客に影響し売上高が伸び悩んだ。また、新型コロナウイルス感染症の流行で、中国提携工場における商品の生産・入荷に遅れが生じたことなどが影響した。

 同時に期末一括配当予想を修正。従来は10円を計画していたが、今回の赤字転落を受け無配(前期実績10円)にするとしている。

 前場終値は、前週末比26円安の225円。

提供:モーニングスター社

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