3日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、108円台半ばで底堅い展開か

為替

2020/3/3 8:32

ドル・円予想レンジ:1ドル=107円80銭-109円20銭

 3日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=108円台半ばを中心に底堅い展開とみる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、G7(主要7カ国)の財務相と中央銀行総裁が緊急の電話会議を開き、対応を協議する方向で調整していると報道。金融緩和や財政出動など景気刺激策への期待を背景にリスクオフの動きは後退しそうだ。ただ、日本は米国ほど利下げ余地が小さく、世界的な金融緩和の流れが日米金利差の縮小につながる可能性もある。収束の兆しがみられない新型コロナについても先行きは不透明で、ドル・円の上値は限定的だろう。足元で振れ幅が大きくなっている点は留意したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:2月マネタリーベース、2月消費動向調査

米国:米大統領選挙予備選のヤマ場とされるスーパーチューズデー

欧州:ユーロ圏2月HICP(消費者物価指数)、スイス10-12月期GDP(国内総生産)

その他:G7(主要7カ国)財務相・中央銀行総裁が緊急電話会議、RBA(豪準備銀)理事会、トルコ2月CPI(消費者物価指数)、南ア10-12月期GDP

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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