10日の東京株式市場見通し=落ち着きどころを探る展開か

国内市況

株式

2020/3/10 7:47

 予想レンジ:1万8500円-1万9000円(9日終値1万9698円76銭)

 10日の東京株式は、落ち着きどころを探る展開となりそうだ。きのう9日の日経平均株価は心理的なフシ目の2万円を割り込み、投資家心理が悪化しているとみられるなか、現地9日の米国株式が大幅に3日続落したことから、売り先行のスタートとなろう。直近2日間で7.5%を超える下げを演じているものの、投資環境の悪化で押し目を入れるタイミングが取りづらいとみられ、様子見ムードが広がる可能性もある。為替相場は、ドル・円が1ドル=102円台の前半(9日終値は102円22-25銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の前半(同116円94-98銭)とやや円安方向にある。

 9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、ファナック<6954.T>、村田製<6981.T>などを中心に、9日の東京終値に比べ全面安。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同6日の大阪取引所終値比535円安の1万8875円だった。(高橋克己)

10日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 2月マネーストック

・15:00 2月工作機械受注

・5年国債入札

・エルニーニョ監視速報

・IPO(新規上場)=ビザスク<4490.T>(マザーズ)

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国2月生産者物価・消費者物価

・インド市場休場

・米3年国債入札

・米大統領選挙予備選(ミシガン州など)

・決算発表=インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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