12日の東京株式市場見通し=続落後も弱い動きが続きそう

国内市況

株式

2020/3/12 7:47

 予想レンジ:1万9000円-1万9700円(11日終値1万9416円06銭)

 12日の東京株式は続落後、弱い動きが続きそうだ。きのう11日の日経平均株価は、終値ベースで19年1月4日の昨年来安値(1万9561円)を割り込んでいる。現地11日の米国株式が大幅に反落した動きも重なり、下落基調の展開を強いられそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の半ば(11日終値は105円01-04銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の半ば(同118円97銭-119円01銭)と円高方向に振れている。輸出関連銘柄を中心にさえない動きが見込まれる。また、あす13日には、株価指数先物3月限のSQ(特別清算指数)値の算出を控えることから、思惑的な売買には注意したい。

 11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ファナック<6954.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、11日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所終値比205円安の1万9165円だった。(高橋克己)

12日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 2月国内企業物価指数、1-3月期景気予測調査、週間の対外対内証券売買契約

・11:00 2月都心オフィス空室率

・20年国債入札

・決算発表=神戸物産<3038.T>

【海外】(時間は日本時間)

・21:00 インド2月消費者物価指数

・21:30 米2月生産者物価、米週間の新規失業保険申請件数

・ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)

・米30年国債入札

・決算発表=アドビ、ブロードコム、ダラー・ゼネラル、アルタ・ビューティ、ギャップ

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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