(再送)市場の声:月末下値メドTOPIX1200ポイント―ニッセイAM・西崎氏

株式

2020/3/17 8:32

 ニッセイアセットマネジメント チーフ・ポートフォリオマネジャー 西崎純氏―新型コロナウイルスの猛威を背景にマーケットが混乱している。こういうときに頼れるのは経験則だ。目先はまだ荒れる可能性があるものの、1976年以降のTOPIX(東証株価指数)の月間騰落率(月末比較)に基づけば3月末の株価水準に関しては下値のメドがついたように思う。

 過去40年超の間で、TOPIXの月間騰落率が2カ月続いて2ケタ%のマイナスとなったケースは、90年8、9月と2008年9、10月の2度しかない。前者は湾岸戦争、後者はリーマン・ショックだ。下落幅はいずれも前の月が10%台、後の月が20%程度だった。

 3度目のケースになる可能性がある今回、TOPIXは2月に10%下落した。そこからの2割安は1200ポイント程度に相当する。経験則に従えば、13日の急落で到達した同水準を月末時点で割り込んでいる可能性は低いと考えられる。

提供:モーニングスター社

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