日経平均は435円安、欧米株急落でリスク回避、全面安の展開=17日前場

 17日前場午前9時20分時点の日経平均株価は前日比435円34銭安の1万6566円70銭。朝方は、リスク回避の売りが加速し、全面安の展開となっている。新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の減速懸念が一段と強まり、16日の欧米株式が急落した流れを受け、前場の早い段階で一時1万6378円94銭(前日比623円10銭安)まで値を崩した。一巡後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 東証業種別株価指数は全33業種が値下がり。業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が下落。SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、積水ハウス<1928.T>、大林組<1802.T>などの建設株も軟調。ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株や、東海カーボン<5301.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も安い。

 個別では、光村印<7916.T>、ミサワ<3169.T>、KHネオケム<4189.T>、前田道路<1883.T>などが値下がり率上位。半面、エニグモ<3665.T>、ハローズ<2742.T>、オルトプラス<3672.T>、Vキューブ<3681.T>などが値上がり率上位。

提供:モーニングスター社

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