武田薬が小幅安、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」・目標株価5400円でカバー開始

株式

2020/4/1 16:51

 武田薬品工業<4502.T>が小幅安。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では3月31日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)、目標株価5400円でカバーを開始している。

 「Shireとの統合後の通期1期目であった20年3月期は業績やキャッシュフローの見通しが見えにくかったが、徐々にそれも解消し始めていると考える」とコメント。21年3月期ガイダンスに関して同証券予想やコンセンサスに近い業績見通しが発表され、短期業に対する安心感が高まれば、株価は上昇しようとしている。コロナショックによりPBR1倍まで株価が下落していることから投資妙味が高まっており、配当利回りも5%台と高い点も魅力としている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期315億4400万円(前期比84.6%減、会社側計画は100億円)、21年3月期3443億円、22年3月期6670億円と試算。21年3月期は財務ベースでShire買収に伴う棚卸価値調整の売上減価処理費用が縮小することなどから、大幅増益を見込んでいる。

 1日の終値は、前日比83円安の3225円。

提供:モーニングスター社

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