米国株式市場:米中対立への警戒感が後退、NYダウ続伸、ナスダックは5日続伸

株式

2020/5/11 7:46

 前週末8日の米国株式は、NYダウが前日比455.43ドル高の2万4331.32ドルと続伸、ナスダック総合指数が同141.659ポイント高の9121.321ポイントと5日続伸して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億874万株、ナスダック市場が37億5861万株だった。

 ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相が電話会談を行い、貿易協議第1段階の合意実現に向け協力する姿勢が示され、米中対立への警戒感が後退した。注目された米4月雇用統計は、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が、前月比2050万人減少し過去最大となった。市場予想平均の同2200万人減少よりも少なかったことから、反応は限定的だった。NYダウ採用銘柄は全30銘柄が上昇し、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>やキャタピラー<CAT>、エクソン・モービル<XOM>が値上がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末8日の大阪取引所終値比70円高の2万210円だった。

提供:モーニングスター社

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