テンポイノベが20年3月期決算を発表、順調な成長が続く

株式

2020/5/12 8:35

 テンポイノベーション<3484.T>が8日、2020年3月期の決算発表を行った。

 売上高は99億8500万円(前期比21.3%増)、営業利益は7億8500万円(同7.0%増)、経常利益は8億1100万円(同13.7%増)、純利益は5億6400万円(同10.7%増)となった。ランニング収入が着実に積み上がり、収益とも安定的に伸びている。

 「店舗転貸借事業」は転貸借物件数が19年3月期末比225件増の1684件となった結果、売上高93億8600万円(前年同期比16.0%増)となった。営業利益は5億6805万円(同19.4%減)であったが、これは事業拡大に伴う人件費および株主優待費を中心に販管費が増加した影響によるものだという。

 「不動産売買事業」は店舗不動産の仕入販売や建築販売を展開しており、20年3月期は4物件を取得し、5物件を売却した。売上高は5億9939万円、営業利益2億1700万円と、特に利益面において大きく寄与した。なお、「不動産売買事業」はあくまでも同社の主要事業である「店舗転貸借事業」においてキーファクターとなる不動産業者との関係強化を目的としているが、個別取引の内容によっては一時的に大きな利益が出る場合があるという。

 21年3月期の業績予想については、新型コロナウイルスによる影響を現段階で合理的に算出することが困難であるため、「未定」としている。開示が可能となった段階で、速やかに公表する予定。

 配当は経営基盤を強化しつつ、安定的に実施していくことを基本方針としており、現時点では未定。株主優待は3月期末に100株以上所有する株主に対し、「全国共通お食事券ジェフグルメカード」3000円分を贈呈する。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ