日経平均は96円高と続伸、後場に高値も積極的な売買は限られる展開=18日後場

 18日の日経平均株価は、前週末比96円26銭高の2万133円73銭と続伸して取引を終了した。朝方から買いが先行したが、一巡後は戻り待ちの売りに押される格好で、下げに転じる場面もみられた。その後も堅調に推移し、後場も積極的な売買な売買は限られたものの、午後2時45分には同160円12銭高の2万197円59銭ときょうの高値を付ける場面もあった。為替市場は、ドル・円が1ドル=107円10銭台(前週末15日終値は107円09-10銭)で、午後に入り小動きが続いた。東証1部の出来高は12億1082万株、売買代金は2兆37億円。騰落銘柄数は値上がり1251銘柄、値下がり844銘柄、変わらず76銘柄だった。

 市場では「21年3月期の業績予想を未定とする企業が多く、先行き業績見通しが立てづらいなか、コロナ禍の影響が長引き夏以降の業績回復期待シナリオが後退する可能性もあり、慎重な投資態度につながっているようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が上昇。NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も堅調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げた。東証業種別指数は、22業種が上昇、11業種が下落した。

 個別では、オプティム<3694.T>、フィールズ<2767.T>、オーケストラ<6533.T>、マイネット<3928.T>、セレス<3696.T>などが上昇。半面、レナウン<3606.T>(整理)、グロバル社<3271.T>、ゆうちょ銀行<7182.T>、スクリーン<7735.T>、明豊ファシリ<1717.T>などが下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

提供:モーニングスター社

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