富士通、BOOSTRYとデジタルアセットの本格化を控え複数の取引サービスを相互に接続する技術を開発へ

株式

2020/5/27 7:31

 富士通<6702.T>は25日、野村ホールディングス<8604.T>と野村総合研究所(NRI)<4307.T>が出資するBOOSTRY(東京都千代田区)と、ブロックチェーン上で管理する有価証券、バウチャー、会員権などのデジタルアセット(セキュリティートークンなど)取引の本格化を見据え、複数の取引サービスを相互に接続するプラットホームサービス提供に向けたビジネスモデル検討を開始すると発表した。

 同社とBOOSTRYは、20年3月から4月にかけて、デジタルアセット取引と決済を権利移転する実証実験を行い、運用と技術の両面から幅広く、課題を検討し検証を行った。実証実験では、同社のクロスチェーン技術「コネクションチェーン」を介し、BOOSTRYのブロックチェーンを活用した分散型資金調達プラットホーム「ibet」と、疑似的な資金決済網とを接続し、「ibet」内でデジタルアセットの権利移転と、それに伴う資金決済網内での決済に成功したという。両社は、異なる別システムとして構築された基盤同士を「コネクションチェーン」で相互接続し、円滑かつ安全に権利移転と決済を行えることを実証したとしている。

 26日の終値は、富士通が前日比変わらずの1万795円、野村は同10.7円高の435.7円、NRIは同30円高の2651円。

提供:モーニングスター社

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