保土谷化学が急騰、20年3月期決算で利益が上ブレ着地し買い人気

株式

2020/5/29 11:19

 保土谷化学工業<4112.T>が急騰し、一時565円高の4400円を付けている。28日引け後、20年3月期の連結決算を発表。減益ながら従来予想よりも上ブレ着地し、買い人気を集めた。

 20年3月期決算は、売上高が従来予想の360億円から377億7100万円(前期比0.6%増)、営業利益が同14億円から29億200万円(同4.2%減)だった。同社は19年11月、米中貿易摩擦等の厳しい経営環境を踏まえ業績予想の下方修正を発表していたが、その後、新型コロナウイルス感染症の発生などの影響が懸念されたものの、機能性色素セグメントおよび基礎化学品セグメントでの販売が増加し、増収を確保した。利益面では、増収効果に加え、経費の節減策などが寄与した。

 21年3月期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響で、現時点では合理的な見積もりができないとし、未定としている。

 午前11時18分時点の株価は、前日比400円高の4235円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ