日経平均は16円安と5日ぶり小反落、高値警戒感の売りに押される=15日後場
15日後場の日経平均株価は、前日比16円93銭安の3万3485円49銭と5日ぶりに小反落して取引を終えた。朝方は、連騰の反動で売りが先行。午前9時15分には同116円41銭安の3万3386円01銭ときょうの安値を付けた。ただ、買い戻しや押し目を拾う動きなどから上げ転換。午後2時40分すぎまではプラス圏で推移したが、取引終了にかけ、高値警戒感からの売りに押され下落した。為替市場では1ドル=141円30銭前後で、午後に入り円安方向に振れていた。東証プライムの出来高は15億6906万株、売買代金は4兆3825億円。騰落銘柄数は値上がり761銘柄、値下がり1006銘柄、変わらず67銘柄だった。
市場では「きょうの日経平均株価の動きは上値が重い展開で、高値警戒感から調整入りする可能性もありそう」(中堅証券)と慎重な声が聞かれた。
業種別では、15業種が下落、18業種が上昇。アステラス薬<4503.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株が下落。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も安い。東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も弱かった。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇した。
個別では、TBASE<3415.T>、ブラス<2424.T>、テクノスJ<3666.T>、JPHD<2749.T>、邦チタ<5727.T>などが下落。半面、MSOL<7033.T>。LinkU<4446.T>、Hamee<3134.T>、日コンクリ<5269.T>、ソシオネクス<6526.T>などが上昇した。
(写真:123RF)
提供:ウエルスアドバイザー社
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