【深センIPO】製造・金融企業向けソフト開発の上海威士頓信息技術、初値は公開価格を75.47%上回る56.66元

サーチナ

中国株

2023/6/22 9:15

 製造・金融企業向けソフトウェア開発の上海威士頓信息技術(301315/深セン)が6月21日、深セン証券取引所に新規上場した。公開価格32.29元に対し、初値は75.47%高い56.66元だった。終値は同78.69%高の57.70元だった。

 同社は2001年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。ソフトウェアの開発、運営メンテナンスサービス、システムインテグレーション、ソフトウェア製品販売・サービスを主業務としている。主に製造運営管理システム、企業リソース管理システム、IT総合運営管理プラットフォーム、データ管理システムの開発を手掛けており、上煙集団、湖北中煙、江蘇中煙などの大手たばこメーカー、交通銀行、浦東開発銀行、太平洋保険などの金融・保険企業を顧客に持つ。

 22年12月期の売上高は3億713万元(前期比11.51%増)、純利益は6151万元(同1.62%減)。23年1〜3月期の売上高は7155万元(前年同期比13.87%増)、純利益は885万元(同94.63%増)。

 新規上場に伴い調達予定の2億5971万元(約51億円)は、約65%の1億6765万元を工業用インターネットアーキテクチャーに基づくスマートMESシステム最適化プロジェクトに、約24%の6299万元をビッグデータに基づく品質トレーサビリティ・分析システム最適化プロジェクトに、約11%の2906万元をビッグデータプラットフォーム管理ポータル製品の開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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