<相場の読み筋>7月26日

2023/7/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前日比26.83ドル高の3万5438.07ドルと12日続伸、ナスダック総合指数が同85.689ポイント高の1万4144.555ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2660万株、ナスダック市場が42億9889万株だった。米7月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数は117.0と、市場予想平均の111.8を上回り、堅調な経済指標が好感された。ただ、26日はFOMC(米連邦公開市場委員会)終了後に、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見を控えることから、取引終了にかけて上げ幅を縮小した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、マイクロソフトなどが堅調だった。

 26日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう25日の日経平均株価は、下げ渋る動きをみせたものの、25日移動平均線(25日時点で3万2810円)が上値として意識された。同様な動きが見込まれるなか、現地26日には、パウエルFRB議長の記者会見を控えることから、取引時間の後半には様子見姿勢が強まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の後半(25日は141円38-40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=155円台の後半(同156円51-55銭)と、円高方向に傾いている。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ZHD<4689.T>、任天堂<7974.T>などが、25日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比45円安の3万2595円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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