キッセイ薬が急騰し年初来高値、24年3月期第1四半期決算は大幅な増益に

株式

2023/8/1 15:55

 キッセイ薬品工業<4547.T>が急騰。555円高の3565円を付け、7月25日の年初来高値3060円を大きく更新した。7月31日引け後、24年3月期第1四半期(23年4-6月)の連結決算を発表。大幅な増益となり、買い人気を集めた。

 第1四半期決算は、売上高が193億1300万円(前年同期比18.6%増)、経常利益が27億1200万円(同3.4倍)だった。医薬品事業は、国内医薬品で、潰瘍(かいよう)性大腸炎治療薬「カログラ錠」、顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫(しゅ)症治療薬「タブネオスカプセル」の伸長に加え、過活動ぼうこう治療薬「ベオーバ錠」や新発売した慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬「タバリス錠」の売上、コ・プロモーションフィーなどが増加した。

 24年3月期第2四半期累計(23年4-9月)の業績予想は、売上高355億円(前年同期比8.0%増)、経常利益15億円(同4.9倍)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期累計の業績予想に対する進ちょく率は、売上高で54.4%、経常利益は超過達成となっている。

 1日の終値は、前日比480円高の3490円。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ