4-6月GDPは年率6.0%増

株式

2023/8/15 16:02

<チェックポイント>

●実質GDPは市場予想を上回る成長率

●個人消費は3四半期ぶりにマイナス、物価上昇の影響に注視

●民間企業投資は横ばい

 内閣府が15日に発表した23年4-6月期の実質GDP(国内総生産)速報値(季節調整済)は、前期比年率6.0%増となり、20年10-12月以来の成長率となった。市場予想(3.1%増)も上回った。

 一方、4-6月の個人消費は前期比0.5%減(1-3月は0.6%増)と3四半期ぶりにマイナスに転じた。外食や宿泊が伸びた一方で、食品などが低調となった。民間企業設備は0.0%増(同1.8%増)と横ばい。財貨・サービスの輸出は3.2%増(同3.8%減)、輸入は4.0%増(同6.2%減)となった。

 後藤経済再生担当大臣は、個人消費が3四半期ぶりにマイナスに転じたことについて、「物価上昇の影響もあり、食料品や家電などが減少した」と指摘。物価上昇や海外の景気動向に注意すべきとの見方を示している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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