<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年インフレ見通しを4.9%上昇に引き上げ

新興国

2023/8/22 8:47

 ブラジル中央銀行が21日に発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.84%上昇から4.90%上昇に引き上げられた。1カ月前も4.90%上昇だった。24年の見通しは3.86%上昇に据え置かれた。1カ月前は3.90%上昇だった。

 また、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.29%増に据え置かれた。1カ月前は2.24%増だった。24年の見通しは1.30%増から1.33%増に引き上げられた。1カ月前は1.30%増だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前の予想は12.00%だった。24年末時点の見通しも9.00%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は9.50%だった。次回9月20日会合時点の見通しも12.75%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は13.00%だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の4.93レアルから4.95レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は4.97レアルだった。24年末時点の見通しは5.00レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は5.05レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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