<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP伸び率見通しを2.31%増に引き上げ

新興国

2023/8/29 8:59

 ブラジル中央銀行が28日に発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.29%増から2.31%増に引き上げられた。1カ月前は2.24%増だった。24年の見通しは1.33%増に据え置かれた。1カ月前は1.30%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.90%上昇に据え置かれた。1カ月前は4.84%上昇だった。24年の見通しは3.86%上昇から3.87%上昇に引き上げられた。1カ月前は3.89%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前の予想は12.00%だった。24年末時点の見通しも9.00%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は9.25%だった。次回9月20日会合時点の見通しも12.75%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は13.00%だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の4.95レアルから4.98レアルに引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は4.91レアルだった。24年末時点の見通しは5.00レアルに据え置かれた。据え置きは4週連続。

<関連銘柄>

ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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