扶桑化学が続急落、24年3月期第2四半期累計と通期の連結業績予想を下方修正

株式

2023/9/19 15:58

 扶桑化学工業<4368.T>が続急落し、205円安の3935円を付けた。前週末15日引け後、24年3月期第2四半期累計(23年4-9月)と通期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 第2四半期累計の業績予想で、売上高を336億円から274億円(前年同期比22.5%減)に、営業利益を71億円から55億円(同42.6%減)に減額。通期では、売上高を693億円から605億円(前期比11.6%減)に、営業利益を138億円から109億5000万円(同42.2%減)に引き下げた。ライフサイエンス事業の市況は、国内食品用途は底堅く推移するものの、工業用途の需要落ち込みが想定より長期化。円安による売上高増加の効果はあるが、コロナ禍の物流の混乱による世界的な在庫増加の反動の影響もあり、売上高は計画を下回る見込み。電子材料および機能性化学品事業の市況は、半導体市場の低迷が想定より大きく長期化しており、主力製品の超高純度コロイダルシリカの売上高が計画を下回る見込み。

 19日の終値は、前週末比150円安の3990円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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