明日の日本株の読み筋=神経質な展開か、米長期金利動向を注視

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2023/9/26 16:22

 あす27日の東京株式市場は、神経質な展開か。26日に発表される米8月新築住宅販売件数や米9月CB(コンファレンスボード)消費者信頼感指数などの経済指標を受け、米国マーケットがどう反応するかが注目されるが、足元では米長期金利が上昇し、株価に影響を与えつつあり、その動向が注視される。また、米議会の予算を巡る交渉難航で政府機関の閉鎖リスクも生じており、相場の不安定要素として警戒される。

 あすは、9月末権利付き最終日で、配当狙いの買いに期待が残るものの、28日は権利落ち日で、週末29日には日経平均株価の銘柄入れ替えに伴う換金売りの影響が懸念され、買いが入りにくい面もある。

 26日の日経平均は大幅に反落し、3万2315円(前日比363円安)と安値で引けた。時間外取引で米長期金利が一段と上昇し、売り優勢となった。米株価指数先物の下げも重しとなり、半導体関連など値がさ主力株を中心に軟調展開となった。チャート上では、きのう回復した25日・75日の移動平均線を早くも割り込んでおり、軟地合いが続くようだと上値抵抗線として意識されることにもなる。

提供:ウエルスアドバイザー社

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