日経平均は326円安、米株下落で広範囲に売り先行、3万2000円割れ

 27日午前10時時点の日経平均株価は前日比326円23銭安の3万1988円82銭。取引時間中での3万2000円割れは8月28日以来、1カ月ぶり。朝方は、広範囲に売りが先行した。26日の米国株式市場では、長期金利の上昇継続を背景に主要株価指数が大きく下落。この流れを受け、日経平均は一時3万1960円32銭(前日比354円73銭安)まで下押しした。その後の戻りは鈍く、安値圏で推移している。

 東証業種別株価指数では、全33業種が値下げしている。業種別では、東電力HD<9501.T>、北陸電力<9505.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が下落。ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>、浜ゴム<5101.T>などのゴム製品株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株や、任天堂<7974.T>、アシックス<7936.T>、凸版<7911.T>などのその他製品株も軟調。伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>、住友商<8053.T>などの卸売株や、ホンダ<7267.T>、トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>などの輸送用機器株も売られている。ダイキン<6367.T>、コマツ<6301.T>、クボタ<6326.T>などの機械株も値を下げている。

 個別では、楽天銀行<5838.T>、コナカ<7494.T>、スギHD<7649.T>などが値下がり率上位。半面、西華産<8061.T>、セグエ<3968.T>、プラスアルファ<4071.T>などの上げが目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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