<新興国eye>トルコ8月総売上高指数、前月比2.3%上昇に急減速―卸・小売、建設、サービスが減速
2023/10/13 8:50
トルコ統計局が11日発表した8月の総売上高指数(15年=100)は前月比2.3%上昇と、前月(7月)の同11.5%上昇から急減速、2月(4.5%低下)以来6カ月ぶりの低い伸びとなった。
前年比も69.0%上昇と、前月の77.7%上昇から伸びが鈍化、6月(54.4%上昇)以来の低い伸びとなった。
セクター別の前月比はサービス業が4.6%上昇(前月は9.9%上昇)と、最も高かった。次いで、建設業が2.6%上昇(同11.7%上昇)、鉱工業は2.0%上昇(同9.8%上昇)、うち製造業は2.1%上昇(同9.6%上昇)、鉱業は0.9%低下(同15.1%上昇)。卸・小売業は1.9%上昇(前月は13.0%上昇)だった。
サービス業のうち、情報通信が7.2%上昇と、最も高い伸びとなり、次いで、ホテル・レストランが4.6%上昇、業務支援サービスは5.8%上昇、運輸・倉庫が5.2%上昇、専門・科学技術サービスが1.8%上昇。不動産は3.5%低下と、最も低い伸びとなった。
他方、前年比は、建設業が106.3%上昇(前月は117.9%上昇)と、最も高い伸びとなった。次いで、卸・小売業が75.8%上昇(同86.1%上昇)、サービス業は65.4%上昇(同72.1%上昇)、鉱工業は55.5%上昇(同62.9%上昇)、うち鉱業は47.9%上昇(同50.2%上昇)、製造業は55.7%上昇(同63.3%上昇)だった。
サービス業のうち、業務支援サービスが95.1%上昇と、最も高い伸び。次いで、ホテル・レストランが90.6%上昇、専門・科学技術サービス業は89.4%上昇、情報通信は85.4%上昇、運輸・倉庫は44.9%上昇。不動産は23.8%上昇と、最も低い伸びだった。
総売上高指数は鉱工業(鉱業と製造業)や建設業、卸・小売業、サービス業の売上高を指数化したもので、経済状況を示す。
<関連銘柄>
上場MSエマ<1681.T>
提供:ウエルスアドバイザー社
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