日経平均は400円程度安、売り一巡後は下げ渋る動きに=19日前場

 19日午前10時1分すぎの日経平均株価は、前日比400円程度安い3万1642円前後で推移する。現地18日の米国株式が、大幅な原油在庫の減少を受け米10年物国債の利回りが4.9%台に上昇(価格は下落)した影響を受け下落したことから、朝方から売りが先行。午前9時3分には、同534円55銭安の3万1507円70銭を付けている。売り一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、リバウンド狙いや押し目を拾う動きなどで、下げ渋る動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比400円安の3万1640円だった。

 業種別では、25業種が下落、8業種が上昇する。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も弱い。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が上昇している。

 個別では、ツバキナカ<6464.T>、コプロHD<7059.T>、エンプラス<6961.T>、アンビス<7071.T>、マルマエ<6264.T>などが下落。半面、ヴィアHD<7918.T>、カナデン<8081.T>、IDOM<7599.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、キャリアイン<6538.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時1分時点で、1ドル=149円台の半ば(18日は149円74-76銭)、1ユーロ=157円台の半ば(同158円40-44銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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