日経平均が668円安と3日ぶり大幅反落、手控えムードのなか取引終了にかけ軟化=26日後場

 26日後場の日経平均株価は、前日比668円14銭安の3万601円78銭と3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。朝方から売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が下落するなか、香港ハンセン指数や韓国KOSPI指数、中国・上海総合指数などのアジア株も下げたこともあり、弱含みで推移した。手控えムードのなか、取引終了にかけて再び軟化し、午後2時46分には、同702円31銭安の3万567円61銭と、きょうの安値を付ける場面がみられた。外国為替市場では1ドル=150円40銭台と、午後に入り円安方向に振れる動きとなった。東証プライムの出来高は13億3197万株、売買代金は3兆2880億円。騰落銘柄数は値上がりが325銘柄、値下がりが1291銘柄、変わらず44銘柄だった。

 市場では「来週30日には日銀の金融政策決定会合が、31日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれる予定で、手控えの理由に事欠かない」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、29業種が下落、4業種が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も弱い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。一方、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>の電気ガス株が上昇した。

 個別では、ネットプロテ<7383.T>、関電化<4047.T>、正興電機<6653.T>、横河ブリッジHD<5911.T>、サムコ<6387.T>などが下落。半面、オルガノ<6368.T>、フューチャー<4722.T>、山パン<2212.T>、アーレスティ<5852.T>、野村マイクロ<6254.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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