日経平均は231円高、時間外の米株先物上昇が支え

 27日午前10時時点の日経平均株価は前日比231円17銭高の3万838円95銭。朝方は、買いが先行した。26日の米国株式は下落したものの、その後の時間外取引で米株価指数先物が高く、支えとなった。日経平均は、きのう大幅安した反動もあり、一時3万858円83銭(前日比257円05銭高)まで上昇した。足元では、高値圏で推移している。

 業種別では、邦チタ<5727.T>、DOWA<5714.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株が堅調。SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、合同鉄<5410.T>などの鉄鋼株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、東海カーボン<5301.T>、太平洋セメ<5233.T>、板硝子<5202.T>などのガラス土石株も値を上げている。三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>、住友倉<9303.T>などの倉庫運輸関連株も引き締まっている。

 半面、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が軟調。東電力HD<9501.T>、北海道電力<9509.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株も安い。

 個別では、富士通<6702.T>、信越ポリ<7970.T>、MARUWA<5344.T>などが値上がり率上位。半面、24年3月期の連結業績予想で一転赤字見通しのペガサス<6262.T>がストップ安ウリ気配となり、ペプチドリム<4587.T>、ネットワン<7518.T>などの下げも目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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