日経平均は95円安と4日ぶり反落、売り一巡後は下げ渋る動き=16日後場

 16日後場の日経平均株価は、前日比95円29銭安の3万3424円41銭と4日ぶりに反落して取引を終えた。きのう15日に今年最大の上げ幅(823円)を記録した反動で、利益確定売りが先行。売り圧力が強まり、午前11時14分には同285円86銭安の3万3233円84銭と、きょうの安値を付けた。後場に入り、下げ渋る動きがみられ同50円安程度まで下げ幅を縮小する場面もみられた。東証プライム出来高は14億5188万株、売買代金は3兆7183億円。騰落銘柄数は値上がりが410銘柄、値下がりが1210銘柄、変わらず39銘柄だった。

 市場では「下値では押し目を拾う動きが出て、下げ幅縮小の動きにつながったようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、アステラス薬<4503.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株が下落。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も弱かった。一方、富士石油<5017.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇した。

 個別では、ケミコン<6997.T>、エムアップH<3661.T>、アトラエ<6194.T>、石原ケミカル<4462.T>、フロンティM<7038.T>などが下落。半面、JBR<2453.T>(監理)、リクルートH<6098.T>、パソナ<2168.T>、富士通ゼネラル<6755.T>、ライドリC<2585.T>などが買われた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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