日経平均は22円安、取引時間中の高値更新も戻り待ちの売りに上値重く=20日前場

 20日前場の日経平均株価は、前週末比22円79銭安の3万3562円41銭と小幅に反落して取引を終えた。朝方から利益確定売りが先行。売り一巡後は、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけにプラス転換して上げ幅を拡大した。一時200円を超える上昇をみせ、6月19日に付けた取引時間中の今年の高値(3万3772円)を上抜いた。ただ、戻り待ちの売りに上値は重く、再びマイナス圏に沈んだ。午前10時33分には同64円40銭安の3万3520円80銭を付けるなど、値動きの荒い展開となった。東証プライム市場の出来高は6億6152万株、売買代金は1兆8010億円。騰落銘柄数は値上がりが670銘柄、値下がりが934銘柄、変わらず55銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も軟調。AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株も弱い。一方、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株は上昇している。

 個別では、Wismet<9260.T>、GMOPG<3769.T>、戸田建設<1860.T>、オカムラ<7994.T>、マツダ<7261.T>などが下落。半面、テラスカイ<3915.T>、ヨシックスH<3221.T>、パソナ<2168.T>、ミダックHD<6564.T>、ギフティ<4449.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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