日経平均は304円程度高、取引時間中の高値に接近しもみ合い商状=24日前場

 24日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前営業日比304円程度高い3万3756円前後で推移する。現地23日の米国市場は、感謝祭の祝日で休場だったが、22日に反発していたことや、現地23日の欧州で主要市場の株価指数が上昇するなど、堅調だったことから買いが先行。午前9時3分には、同329円98銭高3万3781円81銭を付けている。その後は、20日に付けた取引時間中の今年の高値(3万3853円)に接近したことから、戻り待ちの売りがで出ているもようで、もみ合い商状が続いている。大阪取引所のナイトセッションでは、22日の清算値比270円高の3万3710円だった。

 業種別では、33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落する。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も高い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株は下落している。

 個別では、エンプラス<6961.T>、Vテク<7717.T>、トレックスS<6616.T>、日シス技術<4323.T>、トムソン<6480.T>などが上昇。半面、そーせい<4565.T>、オーケストラ<6533.T>、サンリオ<8136.T>、ヤマエGHD<7130.T>、ニトリHD<9843.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=149円台の半ば(22日は148円95-97銭)、1ユーロ=163円台の前半(同162円57-61銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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