日経平均は173円高と続伸、戻り待ちの売りや週末要因で上値は重い=24日後場

 24日後場の日経平均株価は、前営業日比173円70銭高の3万3625円53銭と続伸して取引を終えた。朝方は買い先行でスタートし、堅調な動きとなるなか、午前11時ちょうどには、同366円03銭高の3万3817円86銭を付け、20日に付けた取引時間中の高値(3万3853円)に迫る場面もあった。ただ、戻り待ちの売りに押される格好となったほか週末要因もあり上値は重く、午後2時50分にきょうの安値を付けるなど、上げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は12億2195万株、売買代金は3兆2516億円。騰落銘柄数は値上がりが1057銘柄、値下がりが541銘柄、変わらず61銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は25日移動平均線のカイ離率が4.0%超えとなり、短期的な過熱感が警戒されるが、戻り待ちの売りを吸収する間に調整が進むことが期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三井金属<5706.T>、DOWA<5714.T>などの非鉄金属株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株は下落している。

 個別では、エンプラス<6961.T>、建設技研<9621.T>、Vテク<7717.T>、日シス技術<4323.T>、三菱重工<7011.T>などが上昇。半面、サンリオ<8136.T>、タツモ<6266.T>、芝浦<6590.T>、富山第一銀行<7184.T>、オーケストラ<6533.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ