日経平均は447円程度高、心理的なフシ目3万3000円の早期回復で買い優勢に=6日前場

 6日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比447円程度高い3万3223円前後で推移する。きのう5日に大幅下落した反動や、外国為替市場で円がドルに対して円安方向にあることから、買いが先行した。心理的なフシ目の3万3000円を早期に回復したことを受け、株価指数先物を中心に買い戻す動きが出て上げ幅を拡大。午前9時26分には、同457円75銭高の3万3233円57銭を付けている。その後も堅調な値動きにある。現地5日の米国市場では、利益確定売りに押されNYダウが続落した一方、ナスダック総合指数は反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比125円高の3万2905円だった。

 業種別では、全33業種が上昇している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株もしっかり。

 個別では、さくら<3778.T>、タムロン<7740.T>、ウェルビー<6556.T>、TOPPAN<7911.T>、メック<4971.T>などが上昇。半面、トモニHD<8600.T>、ユナイテド海<9110.T>、ジンズHD<3046.T>、ネットプロテ<7383.T>、アイスタイル<3660.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=147円台の前半(5日は146円83-85銭)、1ユーロ=158円台の後半(同158円67-71銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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