日経平均は344円程度安、売り先行後も不安定な値動き=7日前場

 7日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比344円程度安い3万3101円前後で推移する。きのう6日に大幅反発した反動や、戻り待ちの売りなどが先行。その後は、下げ渋る場面がみられたが、午前10時5分には、同378円71銭安の3万3067円19銭を付けるなど、不安定な値動きとなっている。現地6日の米国市場では、8日の米11月雇用統計の発表を控えることから、積極的に買い進む動きが限られるなか、NYダウが3日続落し、ナスダック総合指数は反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比290円安の3万3160円だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も安い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も軟調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も弱い。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株は上昇している。

 個別では、楽天銀行<5838.T>、アバント<3836.T>、LTS<6560.T>、メンバーズ<2130.T>、野村マイクロ<6254.T>などが下落。半面、アインHD<9627.T>、メニコン<7780.T>、T&Gニーズ<4331.T>、さくら<3778.T>、ミガロHD<5535.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=147円台の前半(6日は146円96-98銭)、1ユーロ=158円台の半ば(同158円56-60銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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