日経平均は82円高と3日続伸、上げ幅縮小も底堅く推移=13日後場

 13日後場の日経平均株価は、前日比82円65銭高の3万2926円35銭と3日続伸、TOPIX(東証株価指数)は同1.76ポイント高の2354.92ポイントと反発して取引を終了した。朝方から買いが先行し、日経平均株価は午前10時9分に同260円77銭高の3万3104円47銭の高値を付けた。買い一巡後は上げ幅を縮小する場面もみられたが、再度3万3000円台を付けるなど、底堅く推移した。東京外国為替市場では、1ドル=145円台の半ばと、朝方の水準からもみ合い。東証プライム市場の出来高は14億7683万株、売買代金は3兆6013億円。騰落銘柄数は値上がりが773銘柄、値下がりは828銘柄と値下がりが多く、変わらず59銘柄だった。

 市場では「様子見姿勢のなか堅調だったが、今後は今晩のFOMC(米連邦公開市場委員会)や、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見を織り込みつつ、落ち着きどころを探る展開となりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち9業種が上昇、24業種が下落した。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、アドバンテス<6857.T>などの電気機器株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、パソナ<2168.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。フジHD<4676.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落している。

 個別では、ACCESS<4813.T>、セルソース<4880.T>、ウシオ電機<6925.T>、クイック<4318.T>、ディスコ<6146.T>などが上昇。半面、インフロHD<5076.T>、ポールHD<3657.T>、くら寿司<2695.T>、ウエルシアH<3141.T>、ソリトン<3040.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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