日経平均は125円安と4日ぶり反落、戻り待ちの売りに円高が重し=14日前場

 14日前場の日経平均株価は、前日比125円20銭安の3万2801円15銭と4日ぶりに反落、TOPIX(東証株価指数)が同26.25ポイント安の2328.67ポイントと反落して取引を終了した。現地13日の米国株高を受け、朝方は買いが先行したが続かず、戻り待ちの売りに押された。日経平均株価は、午前10時4分に同217円58銭安の3万2708円77銭を付けるなど軟調に推移。東京外国為替市場では、1ドル=141円台の後半と、朝方の水準よりも円高方向にあることも重しとなった。東証プライム市場の出来高は9億4779万株、売買代金は2兆2716億円。騰落銘柄数は値上がりが510銘柄、値下がりは1108銘柄、変わらず43銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も軟調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も弱い。一方、エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株が上昇している。

 個別では、富士通ゼネラル<6755.T>、ヤーマン<6630.T>、ラクーンHD<3031.T>、CRE<3458.T>、ファーマF<2929.T>などが下落。半面、宮越HD<6620.T>、大日精化<4116.T>、SANKYO<6417.T>、正栄食<8079.T>、GMOGHD<3788.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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