日経平均は14円程度高、日銀金融政策決定会合の結果発表を控え模様眺めが強いもよう=19日前場

 19日午前10時1分すぎの日経平均株価は、前日比14円程度高い3万2773円前後で推移する。朝方から買いが先行。一時、戻り待ちの売りに押される場面もみられたが、押し目を拾う動きが出たもようで、午前9時53分には同81円29銭高の3万2840円27銭を付けている。ただ、日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、模様眺めが強いもよう。現地18日の米国市場では、NYダウとナスダック総合指数が8日続伸。NYダウは小幅ながらも4日続けて史上最高値を更新した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比20円高の3万2720円だった。

 業種別では、33業種のうち11業種が上昇、22業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も高い。王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、川崎汽<9107.T>、飯野海<9119.T>などの海運株もしっかり。一方、日本製鉄<5401.T>、合同鉄<5410.T>などの鉄鋼株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落している。

 個別では、エニグモ<3665.T>、エニカラー<5032.T>、TBASE<3415.T>、グッドコムA<3475.T>、富士通ゼネラル<6755.T>などが上昇。半面、山陽特鋼<5481.T>、エラン<6099.T>、宮越HD<6620.T>、NSSOL<2327.T>、メイコー<6787.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時1分時点で、1ドル=142円台の半ば(18日は142円38-40銭)、1ユーロ=155円台の半ば(同155円50-54銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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